画面が動かない
分からないまま消したり入れ直したりすると、原因の手がかりも消えます。まず記録し、一つずつ切り分けます。
同じ操作をくり返さない
送信・削除・課金のボタンは特に、結果が見えないからと連打しません。別の画面や履歴で、処理済みでないかを先に見ます。
画面をそのまま残す
エラー全文、発生した時刻、開いていたURL、直前にしたことをメモします。スクリーンショットも役立ちますが、APIキーや個人情報が映る部分は隠します。
期待と実際を分ける
「動かない」だけでなく、本来どうなると思ったか、実際には何が見えたかを別々に書きます。
最初の一手だけを聞く
AIに一度で全部直させず、まず何を確認するかだけを聞きます。変更する前に、何が変わるのかも説明させます。
一か所変えて、同じ操作で確認する
変えた場所を記録し、同じ操作をもう一度試します。直らなければ元へ戻してから次を試します。
AIへ渡す文
期待したこと:[本来の動き] 実際に起きたこと:[画面の状態] 直前にしたこと:[一つ] エラー全文:[省略せず貼る] まず確認する一手だけ教えてください。まだファイルは変更しないでください。
外部送信・削除・課金が関係する場合
同じ操作を再実行せず、送信済み一覧、削除履歴、利用履歴を確認します。対象や金額が分からないまま試し直しません。
入力してよい情報か不安
迷った情報は、そのまま入れません。公開情報で試す、架空の内容へ置き換える、入力を止めて確認する、の三段階で考えます。
- そのまま試しやすい
自分で書いた一般的な文章、すでに公開している情報、架空の名前や数字で作った練習データ。
- 置き換えてから試す
人名、メールアドレス、顧客番号、注文内容、社内だけで使う名称。目的を保ったまま、架空の内容へ変えます。
- 入力を止める
パスワード、APIキー、認証コード、リカバリーコード、本人確認書類、公開していない顧客情報や社内情報。
仕事の情報を扱う前に
会社や学校の利用ルールと、使うAIサービスのデータ設定を確認します。入力できる情報の範囲が分からなければ、管理者へ確認できるまで架空データで進めます。
秘密を入れてしまったら
- APIキーやパスワードは、その場で無効化して新しくする
- 削除できる会話や公開ファイルは削除する
- 仕事の情報なら、隠さず管理者へ伝える
- 利用履歴や公開履歴を確認する
料金が増えないか心配
「無料」「月額」「使った分だけ」が同じ画面に並ぶと分かりにくくなります。契約の種類を三つに分けます。
定額契約
月や年ごとに決まった料金を払う形です。更新日、解約方法、利用上限を確認します。
従量課金
質問回数、処理量、保存量、実行時間など、使った分に応じて増える形です。自動処理は人が見ていない間も利用量が増えることがあります。
無料枠
一定量まで無料の形です。超えたら止まるのか、有料利用へ移るのかはサービスごとに違うため、公式の料金画面で確認します。
支払い情報を登録する前の5項目
- 公式の料金ページと請求単位
- 無料枠を超えたときに止まるか、課金が続くか
- 利用上限や予算通知を設定できるか
- 利用履歴をどの画面で確認するか
- 想定額を超えたとき何を止めるか
APIキーは料金にもつながる秘密情報
APIキーを使う処理は、定額契約とは別の利用料金になる場合があります。コードや公開ページに書かず、利用上限を確認してから使います。料金は変わるため、契約前に必ず公式画面を確認してください。
ターミナルが怖い
ターミナルは、パソコンへ一行ずつ指示を渡す画面です。最初は「見る」と「移動する」だけで十分です。
プロンプト
入力を待っている印です。資料にある行頭の「$」「%」「>」は説明用の印であることが多く、自分で入力する部分には含めません。
コマンド
自分が入力する一行です。複数行をまとめて貼らず、一行ずつ結果を見ます。
出力とエラー
実行後に表示される結果です。次のコマンドではありません。エラーも消さず、そのまま記録します。
現在のフォルダ
コマンドがどこを対象にするかを決める場所です。実行前に現在地を確かめます。
いまいる場所を見る
表示された一行が現在のフォルダです。
pwd同じ場所にある名前を見る
ファイルやフォルダの名前が並びます。内容は変更しません。
ls一つ上の場所へ移動する
実行後、もう一度 pwd で現在地を確認します。
cd ..知らないコマンドを実行する前に聞くこと
- 何を読むコマンドか、何を変更するコマンドか
- 対象になるファイルやフォルダはどこか
- 元へ戻す方法はあるか
- パスワードやAPIキーを貼る必要があるか
- 成功したとき何が表示されるか
説明なしで実行しない
削除を含むコマンド、管理者権限を求めるコマンド、インターネットから取得した内容をそのまま実行するコマンドは、対象と戻し方が分かるまで実行しません。
戻れたら、続きへ
このページは、カリキュラムの代わりではありません。止まった場所を確認して戻るための案内です。